カテゴリーアーカイブ: 雑談

軍都千葉と千葉空襲

千葉市郷土博物館。千葉市制100周年記念特別展。

軍と歩んだまち千葉市。戦時下の暮らしに焦点を当てた特別展を開催中。入場無料。

千葉市に住んでいますが、千葉城の中に入ったこと、ありませんでした。今回の特別展で、千葉城の中に郷土博物館があることを知りました。ありがたい話です。

今となっては昔の話、戦争です。1945年の6月と7月、千葉市は米軍から2度の空襲を受け、1600名近い人がなくなっています。ボーイングB29という爆撃機が、千葉市の上空から大量の焼夷弾を落としました。焼夷弾は濃縮ガソリンを落として、建物等を焼き払う兵器。これは、民間人を狙った空爆です。恐ろしい話です。また、この空爆により、千葉市の中心市街7割が焼失したようです。現在の都市としての景観からは、想像もつきません。それだけ困難を乗り越えて、今の発展があるんですね。

特別展では、当時を忍ぶ数々の品が展示されています。ガスマスクには驚きました。敵軍のガス攻撃から身を守るため兵士に支給されたようです。市民向けにも市販もされていたそうです。

日本近代の象徴である軍隊の歴史が、明治時代から第二次世界大戦敗戦後まで、時系列で学ことができます。しかも入場無料。とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。オススメです。

千葉市立郷土博物館:〒260-0856千葉市中央区亥鼻1丁目6番1号

住宅地にタランチュラの恐怖

茨城県のとある住宅地でおきた本当の話。

10月22日朝8時半頃、散歩中の女性が道路脇の塀に巨大な蜘蛛を発見する。即座に交番へ通報。駆けつけた警察官2名が捕獲。結果、専門店でタランチュラの一種と鑑定される。ペットが逃げた可能性があり飼主を捜索中とのこと。

まずは、通報した女性と、日立署の勇敢な警察官2名に感謝。

とても恐ろしい話だが、捕獲された巨大蜘蛛をタランチュラと判定したのは、専門店の誰なのか、若干の疑問が残る。何の専門家か判らないが、もちろん、専門家の専門能力に疑いは持っていない。また、専門店とは、蜘蛛を専門に扱うお店なのだろうか。もし、巨大蜘蛛専門のお店が茨城県にあるのなら、特別なお店だろうから、ペットの飼主は、案外、側にいたりして。早く見つかると良いなと、考えてしまう。

茨城の住宅地にタランチュラ
産経新聞朝刊 2020年10月23日

宮島達男 クロニクル1995ー2020

千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念。

現代美術作家、宮島達夫の25年間に渡る活動を振り返る展示会が、千葉市美術館にて開催。

LED:発光ダイオードのデジタルカウンターを使って作品を作り上げる摩訶不思議な作品群・世界観に、ここが千葉市であることを、しばし忘れてしまう。まるで、パラレルワールに迷い込んだようだ。

「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」の3つをコンセプトに、宮島達夫は全世界で作品を発表してきた。

宮島の作品では、デジタル数字は命の輝きを表すらしい。1から9までの数字が永遠にカウントされることで、生と死の循環を連想させる。それは人間にとって、抗うことのできない生の連続性と、死へのカウントダウンを意味しているのか。この不確実な世界で、生きることの意義を見つけることができるのか。なぜ、宮島のアートには0がないのか。とても興味深い問いかけを、見るものに投げかける。

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