劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
アニメの続きなので、原作漫画を読むか、本編を予習しないと、内容がわからない。
ちょうど、Netflixでアニメを全編観ていたので、とても楽しい作品でした。映画館にできる長蛇の列を眺めるのは、気分良いです。僕は平日のレイトショーで観ました。結構、混んでましたよ。
この映画は漫画原作等を事前に予習しないと、内容が判らない。テレビ(アニメ)の続きは映画で!というパターンは、鬼滅の刃だけではなく、最近の日本アニメでは良くある戦略なのだと、子供が教えてくれました。なるほど、勉強になる。
確かに、興行収入最速100億円突破の報道を見れば、納得。毎週1話放映するより、よっぽど儲かる。頭がよろしいですな。
大勢の観客が「面白い」と評価しているので、それだけ、映画を見る前に原作等に触れていた人が多かったのだろう。そう考えると、「鬼滅の刃」成功の立役者は、コロナウィルスによる自粛、一億総ひきこもりとも言える。
たとえば、鬼滅の刃のアニメや原作を事前に観ないで、いきなり劇場版を観たら、この映画に大して、どんな感想を持つだろうか。蒸気機関車(夜行列車)で待ち合わせた、派手な着物姿の少年達が、突然、不明の鬼(妖怪)と闘う話だ。鬼がなぜ人を食べる?柱ってなに?なぜ、刀持ってるの?どうして、子供が戦闘するの?と、ならないだろうか。もちろん、大正時代が設定の物語とは、絶対わからないはずだ。予習せずに、この映画を楽しめる方がいたら、驚きを隠せない。
しかし、今どきのアニメだから、それで良いのだろう。事前予習していない観客は、迷わず損切りする。戦略の明確さ、コンセプトの鋭さを、鬼滅の刃に感じました。大ヒット(勝利)を引き寄せたんですね!

