宮島達男 クロニクル1995ー2020

千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念。
現代美術作家、宮島達夫の25年間に渡る活動を振り返る展示会が、千葉市美術館にて開催。
LED:発光ダイオードのデジタルカウンターを使って作品を作り上げる摩訶不思議な作品群・世界観に、ここが千葉市であることを、しばし忘れてしまう。まるで、パラレルワールに迷い込んだようだ。
「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」の3つをコンセプトに、宮島達夫は全世界で作品を発表してきた。
美術館入口 Innumerable life C.T.C.S Flower Dance no.4 Diamond in You No.17 C.FPlateaux no.7 Life no.18 Time Train to Auschwitz no.1 Floating Time Floating Time
宮島の作品では、デジタル数字は命の輝きを表すらしい。1から9までの数字が永遠にカウントされることで、生と死の循環を連想させる。それは人間にとって、抗うことのできない生の連続性と、死へのカウントダウンを意味しているのか。この不確実な世界で、生きることの意義を見つけることができるのか。なぜ、宮島のアートには0がないのか。とても興味深い問いかけを、見るものに投げかける。